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何度が適温?暖房の温度設定は健康に配慮して!

<監修医師 まっちゃん>
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皆さんは、人体にとって暖房の温度設定は何度が適温か知っていますか?

実は高く設定してしまっている人が、意外と多いんです。正しい暖房の使い方を知って、健康に冬を越しましょう。

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暖房の温度設定の目安

 

環境省・大手エアコンメーカーのダイキンは、暖房の温度設定の目安は20℃を推奨しています。

しかし、家庭における暖房の平均温度設定は、約24℃~25℃です。

「これじゃあ低すぎる!」、「寒い!」と感じた人も多いのではないでしょうか。

 

なぜ、適温に20℃を推奨するのでしょうか?それは人間の健康面を考慮した結果なのです。

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外気温と室温の温度差

真冬に、家庭のリビングを平均温度設定25℃で暖めた場合、

暖房が入っていない廊下やトイレとは15℃以上の温度差が生じます。外の気温と比べたら、その温度差を余計大きくなります。

ここで気を付けたいのが、「ヒートショック」と呼ばれる症状です。

 

人間は、温度差の激しいところを出入りすると、体に大きな負担がかかります。

特に高齢者の方は、これにより脳梗塞・心筋梗塞を引き起こす可能性があるので注意が必要です!

【関連記事】
心筋梗塞の前兆は意外なアレ!4つの予防法!

 

少しでも体に負担をかけないように、温度設定は20℃で気温差を大きくしないことが推奨されています。

もちろん人によって体感温度はさまざまです。

 

寒く感じる場合は、厚手の服を着こんだり、電気毛布やこたつなどで温度の調節をすることが薦められています。

 

体感温度と湿度の関係

温度差と一緒に気にすべきことが体感温度と湿度の関係です。

驚くべきことに、湿度が10%違えば、体感温度が約1℃は違うことが分かっています。

 

湿度が低く乾燥していると、皮膚から汗が蒸発しやすく、体温が低下しやすくなります。

 

一方で、乾燥している真冬に意図的に湿度を上げれば、汗の蒸発を抑えることが出来ますので、体感温度が上がり少し暖かく感じるようになります。

 

人が過ごしやすいと感じる湿度は、40~50%です。

暖房と一緒に加湿器などで湿度を調節すると、体感温度も上がり、お肌や喉の乾燥を防ぐことも出来ます。

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赤ちゃんに適した温度は何度?

 

大人よりも敏感で繊細な赤ちゃん。暖房の温度設定にも気を配りたいですよね。

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赤ちゃんに最適な冬の暖房の設定温度は、20℃~23℃と大人よりも少し高めを意識するといいでしょう。

更に、湿度にも気を配り40%~50%をキープすることが好ましいです。

 

それだけではなく、気を付けたいのが赤ちゃんの服装です。

暖かい部屋の中で、厚着させたり、靴下や帽子など防寒着を着せてしまうと、

大人のように上手に体温調節を出来ない赤ちゃんは、たくさん汗をかいて、眠りが浅くなってしまう心配があります。

 

また気づかぬうちに、かいた汗が冷え、風邪をひいてしまったり、あせもの原因にもなりかねないので、注意して体温管理をしましょう。

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寝るときの暖房はつけたままで良い?

 

基本的には乾燥予防のためNG

やはり、暖房で心配されることが乾燥です。

寝ているときに暖房をつけたままでいると、肌荒れや喉の乾燥による風邪が懸念されます。

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「朝起きたらすぐに水分補給と保湿をすればいいんじゃ?」と思う人もいるかもしれませんが、

もともと人間は就寝中に体内の健康状態や組織を回復させるものです。

 

冬の空気は常に乾燥しています。

日中に乾燥した喉や肌を回復させたいのに、寝ているときも乾燥した状態が続いたままだと、それすらも出来なくなってしまうのです。

朝起きてからケアするのでは遅すぎてしまうのが現状です。

 

暖房使用時は必ず加湿器をセットに

それでも暖房をつけないで寝るのは真冬にはかなり厳しいですよね。

水分補給や意識的に保湿などが出来ない寝る時は、暖房と合わせて必ず加湿器を使用することが大切です。

 

最近は、加湿器も一家に一台が当たり前になってきているほどで、値段もかなりリーズナブルなものが多いです。

寝室用に使う小さいサイズであれば、2000円程度で購入できるものもあります。

 

小さいお子さんがいる家庭では、必要不可欠と言ってもいいでしょう。

部屋の状態もうまくバランスをとって、快適な空間を作るようにしたいですね。

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体調が悪い時は暖房をつけていても大丈夫?

 

ウイルスは乾燥して冷えた場所が好き

まず注意しておきたいことは、ウイルスは約15~18℃の寒くて乾燥した場所で活発になります。

 

体調が悪いときや風邪の引き始めは、体の抵抗力が弱まっていて、ウイルスに感染しやすくなっています。

暖房は20℃~25℃くらいで少し高めに設定し、部屋を冷やさないようにするといいでしょう。

 

温度設定は高くしても加湿は忘れずに

温度を高くすることと合わせて忘れてはいけないことが、やはり加湿です。

加湿器がない場合は、濡らしたタオルを部屋に干しておくか、お湯を沸かしたやかんを部屋に置いて蒸気を出しておくのでも大丈夫です。

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また、マスクも乾燥予防には効果的です。

マスクをすると吸う空気が湿っているので、喉と鼻を乾燥から守ることが出来ます。

 

残念ながらマスクでは、ウイルスを完全にシャットアウトすることは出来ませんが、ウイルスを活発にさせない環境を作ることは出来ます。

体調が悪い時は、この様な工夫をして部屋の暖房設定をしてください。

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